
この記事を執筆したのは2025/07/16、そろそろ夏本番といったところです。
この季節になると仙台の百貨店やショッピングセンターの屋上ではビアガーデンが開業します。
おそらく全国でも同様に、商業施設の屋上スペースに座席が並べられてビアガーデンが設けられるのだろうと思います。
さて、このビアガーデンについて最近思うことがあります。
2000年代初頭の、テレビのゴールデンタイムにアサヒスーパードライのCMがばんばん流れていた時代と比べて、2020年代はビアガーデンって採算がとれているのだろうかと。
2020年頃のコロナ禍が直撃した時はとても経営が成り立たなかったと思いますが、2025年現在でもビアガーデンにとって逆風となる要素は多いかと思います。
たとえば消費者の経済的余裕。
多少の金額差はあるかと思いますが、たいていのビアガーデンは120分くらいの時間制限付きで、一人5,000円~8,000円くらいで食べ放題飲み放題、というのが相場かと思います。
下記は参考に、仙台の百貨店の藤崎と三越のビアガーデンに関する情報です。
さて、物価が安かった時代や消費税率が低かった時代ならともかく、2025年現在の社会人で、この価格を躊躇なく支払うことができる人、支払うことができる企業、どれくらいあるでしょう。
会社の経費で落とせるならともかく、従業員のポケットマネーから支払うとなると懐さみしい人には厳しいですね。
そして気候変動。
バブル期から2000年代あたりまでは「暑い夏の夜に外で飲むビールはうまい」というフレーズに賛同する方は多かったでしょう。
ところが2020年代は真夏の最高気温は40度近くになる日が増えて夜でも暑い、こんな環境では冷たいビールがあっても熱中症のリスクがありますね。
そして消費者の考え方の変化。
スマドリ(スマートドリンキング)やアルハラといったキーワードはもはや珍しいものではなくなり、「呑み会は業務時間外で賃金が発生しないのに参加する義務はあるのか」といった主張がまかり通る時代です。
従業員誰もがわいわい酒呑んで楽しみたいとは思ってなくて、生きるのに必要な賃金を得るために仕方なく仕事して、仕方なく同僚と付き合ってて、別に自分が望んだ職場じゃなくて選択肢が他になかったからしがみついているだけ、そんな人もいるのだろうと思います。
ざっと思いつくだけでそんな感じのネガティブな要素が並んでいるのに、採算がとれているのだろうかと思うのです。
そして最近なんとなく私なりに思うのが、ビアガーデンを支えているのはビール飲み放題じゃなくてバーベキューなのではと。
要は煙が大量に出る料理です。
今の御時世、バーベキューをやりたいと思って気軽にやれる環境って、都市部でも田舎でも意外と無い気がします。
広い庭付きの一戸建てでやるとしても煙が出ると近所からクレームが来たり、火事と思われて通報されたり。
集合住宅だとルーフバルコニーがある物件となると限られますし、そこでも通報のリスクがありますし。
キャンプ場や河川敷に行くとなると道具の運搬と移動が大変ですし。
今の世の中で、煙がもくもく出ていても「そういう施設だから問題ない」と周囲から認識される場所って、実はかなり少なくなっている気がしていて、その貴重な場のひとつがビアガーデンなのではと思うのです。
同様に、煙や火事のリスクで最近は手持ち花火で遊べる場所が減っています。
私が住んでいる仙台市では公園で花火で遊ぶのは原則禁止です。
町内会の祭りなどのイベントでなければ公園では花火はできません。
ちなみに仙台駅から近い本町地区の本町夏まつりでは、毎年盆の送り火で手持ち花火を楽しむ企画があります。
櫓の周りで子どもたちが手持ち花火を楽しむ光景は幻想的でエモーショナルです。
どんな光景か気になる方は下記の動画をごらんください。
全国のビアガーデンでも、バーベキューと併せて手持ち花火で遊べるサービスを提供したら結構ウケると思うのです。
社会人ははっきり言わないと思いますが「線香花火で遊びたい」という潜在ニーズは結構ある気がするのです。
そんなわけで全国のビアガーデンを運営している企業の皆様、花火のサービスもいかがでしょう。
酔っ払った客が火を扱うのは危険だという声もあるかもしれませんが。
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