SNSに書くには長すぎる

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商売と健康の狭間で 行列のできる店のジレンマ

仙台には行列のできる店がいくつかありまして、上記はそのうちの1つでずんだ餅(づんだ餅)を提供している村上屋餅店です。
テーブル3つのイートイン席とテイクアウトで餅やだんごを提供しているこじんまりとした店で、営業中はほぼ毎日行列のできる店です。
この村上屋餅店、私の記憶では2010年代までは毎週月曜日が休みの週6日営業でその頃は店頭の行列はそれほどでもなかったと思うのですが、コロナ禍のあたりから毎週月火が休み→毎週月火水が休み、という具合に休業日が増えてきて、営業日には店頭の行列が長くなるようになりました。
行列のできる店になった経緯は私は詳しくは知りませんが、おそらく旅行誌や旅行情報サイトやテレビ番組など様々な媒体で仙台の名店として取材を受けて、広告とかマーケティングとかがうまくいったのだろうと思います。
そんなわけで行列のできる店になってビジネス的には成功を収めているわけですが、この店の店主が2026年に急病や入院があり、店を長期間閉めていました。

今回の記事の冒頭の写真は、長期間閉めていた店が営業再開した2026/05/05の9:50頃(開店して約20分後)の店頭の風景を収めたもので、隣3軒まで行列ができています。
この行列客を捌くために店主さんは入院明けの身体に鞭打って働いたのでしょう。
今回の記事は、この写真を撮るときに私が考えていたことを書こうと思いまして、それは行列のできる店にまで育て上げたのは商売人としては成功だろうと思いつつも、この行列客を捌くために無理をして働くことになり、健康面を考えるときついことで、商売と健康の狭間でジレンマを抱えているのだろうな、ということです。
行列客の中には店主さんの応援のために店にカネを落とそう、という人もいたでしょうけれど、そんな善意の行列が長くなるほど実は健康を脅かす負荷になっていたり、とか。
商売がうまくいけばいくほど店員に負荷がかかって寿命が縮む、そんなジレンマがあるんじゃないかと。
店頭の行列にそんな物語性を感じまして、収めたのが冒頭の写真です。
おそらく行列のできる店(特に長年続く個人経営店で店主が高齢の店)はどこでも同じようなジレンマを抱えていて、体力の限界と闘いながら「いつ店を畳むか」と幕引きのタイミングを窺っているのだろうと思うのです。
この村上屋餅店の近所には、行列のできる店だったとんかつのかつせいがあったのですが、2025年に高齢の店主が店を畳みました。

sendai-tushin.jp

行列のできる店にまで成長したビジネスを畳むのは相当勇気が要ることだろうな、と思いつつ人間の働ける時間は有限で、いずれはそのときが来るわけで、今にぎわっている店がいつまでもそこでにぎわっているわけではない、街の景色は変わっていくもの、そんな物語性を感じつつ撮ったのが冒頭の写真です。


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