SNSに書くには長すぎる

日々思った雑感を載せた不定期更新のブログです。

このブログには筆者に収益が発生する広告を掲載しています


☆広告☆



↓情報検索はこちらをご利用ください



投げ銭(チップ)を募集しています。このブログが気に入った方はチップをおねがいします。

パーカーのフードをかぶるZ世代 #ファッション

はじめに

この記事を執筆する数日前、仙台には銀杏並木の葉を落とす木枯らしが吹きました。
そんな季節に仙台の街でよく眼にするようになったのが、パーカーのフードをすっぽりかぶって歩いている人です。
どうやらZ世代と呼ばれる20代~30代くらいの男女に見られる服装です。

パーカーのフードをかぶると叱られた世代

私は1980年生まれで1990年頃からパーカーを着て育った世代なのですが、子どもの頃にパーカーのフードをかぶると家族から叱られていました。
当時は「パーカーのフードはファッションパーツ、飾りであって背中に垂らしているのがあるべき姿で、かぶるものではない」という考え方だったようなのですね。
フードの「かぶって頭を寒さから防ぐ」という機能性よりも、背中を彩る装飾性が重視されていたわけです。
あとはフードをかぶっていると周囲から顔を隠す感じになり、それは社会に出る身なりとしては無作法だろう、という考えもあったのだろうと思います。
おそらく昭和生まれの方だったら上記に同意したり、近い考えを持っていたりする方が多いのではなかろうかと思います。
そんなわけで私は秋冬はパーカーを着てフードは背中に垂らし、頭の防寒にはニット帽をかぶる、という服装をすることが多く、「パーカーのフードをすっぽりかぶって歩いている人」を見るたびに「Z世代は価値観が違うんだ、機能性重視なんだ」と衝撃を受けているわけです。
「Z世代はコスパ重視で理にかなっていないことはやらない」というのはよく耳にしますが、それを具現化したのが「パーカーのフードをすっぽりかぶって歩く」ということなのかもしれないなと。

終わりに

私のお気に入りのパーカーです。

私が持っているパーカーのうちお気に入りの一着です。
前後に同じ柄の猫が描かれています。
2024年にTEMUで買いました。

temu.to


記事が面白いと思った方は私のポータルサイトAmazonで売っている電子書籍もお楽しみください。

youhei-red.info

amzn.to

 


記事の情報などを調べたい方は下記の検索窓をご利用ください↓


私の自転車、冬タイヤを装着できないらしい #自転車

私が普段使っている自転車

私は2015年に購入したYAMAHA PAS Brace XLという電動アシスト自転車を生活の足として利用しています。
2025年に入ってからはこの自転車にデリバリーバッグをつけたり腕時計をつけたりカスタマイズをしています。


www.youtube.com


www.youtube.com

さてそんな自転車なのですが、最近困ったことが1つあります。

冬の凍結路面対策

私が住んでいる仙台は毎年1月~3月に、道路に積雪やアイスバーン(路面凍結)が発生します。
過去の冬にはこの自転車に乗車中、アイスバーンで横滑りして転倒したこともあります。
そんなわけで「次の冬には滑らないよう対策しよう」といろいろ調べまして、自転車にスタッドレスタイヤスパイクタイヤという「冬タイヤ」と呼ばれる類の製品があることを知りました。

hayasaka.co.jp

hayasaka.co.jp

「これ良いわね」と思い、自転車を買った店舗に「冬タイヤをつけたいけどいくらかかります?」と問い合わせしてみたのです。
「店舗での工賃含めて2万円くらいかな」と見込んでいたら、店舗からの回答は
『お客様の自転車には冬タイヤは装着できません』
でした。

自転車のタイヤの径と幅

私の自転車のタイヤにある「(38-559)26x1.50」です。

どういうことかといいますと、私の自転車で使われているタイヤのサイズに合う冬タイヤが市販されていないようなのです。
私の自転車の取扱説明書によるとタイヤは「26x1.50」で、装着しているタイヤには「(38-559)26x1.50」と記載されています。
「26x1.50」というのはタイヤの外径が26インチで幅が1.50インチ。
「38-559」というのはETRTOという規格に沿った表記だそうで、幅38mmで内径が559mmらしいです。
幅の1.50インチはmmにすると38.1mmになるようなので38-559とほぼ一致します。
そしてこの「(38-559)26x1.50」サイズのスタッドレスタイヤスパイクタイヤが世の中に出回ってないようなのです。
一番近そうなサイズはSCHWALBE ウィンター 26x1.75というスパイクタイヤなのですが、製品仕様が幅1.50インチの自転車に幅1.75インチのタイヤを装着するのはおすすめしないとのこと。

そんなわけで私の「自転車に冬タイヤをつける」という野望は潰えたのでした。

自転車を買うときにタイヤ幅を気にします?

ここでふと思ったのが「プロの自転車選手ならともかく、シティサイクルに乗る『生活の足として自転車を使う人』がタイヤの幅なんて気にするか?」ということです。
自転車選びの際にタイヤについては24インチか26インチか、というような外径を気にする人は多いでしょう。
身長に対してタイヤ外径が大きすぎると乗車時につま先が地面に着かなくて危険な場合があるから。
でも幅なんて気にするものかなと。
最近は極太タイヤのファットバイクとかも出回ってきてますが「自転車ごとにタイヤの幅が違うなんて知らない」という人が大半ではと思うのです。
そしてタイヤの幅によっては「その自転車、アイスバーン対策できません」と言われたら、なんじゃそりゃ、ってなるわけです。

何も打つ手は無いのか?

さて冬タイヤの野望が潰えて、真冬のアイスバーンで転ぶしかないのか、というと、何も無いわけでもないようです。
たとえば世の中にはタイヤグリップという、タイヤにスプレーするとグリップ力が上がるらしい製品が出回っています。
どうやら木材の樹脂をタイヤに吹き付けることで摩擦力を上げて滑りにくくするようです。

ただAmazonのレビューを見る限りこまめにスプレーしないと効果が持続しないようなので、どこまで信用できるのかはわかりません。
大雪の日に移動中に滑って転んで「効果が切れた、スプレーしなきゃ」なんてことを雪まみれになりながらやってる余裕はあるのか、という疑問もあります。
あとはタイヤに結束バンドみたいな感じで装着するチェーンもAmazonで見かけましたが、これは自転車のキャリパーブレーキに引っかかるから危なくて使い物にならないかなと。

大人向けの自転車用補助輪をつければ自転車が倒れるのを防げるかとも考えましたが、雪が積もった日に路上の雪に引っかかる箇所が前輪・後輪に補助輪も加わるとなると引っかかって走れなくなる頻度が増すのかなと。

そんなわけで冬タイヤの代替案が無くはないけど決定打に欠ける、という印象です。
検索して見かけた記事によっては「冬タイヤを含めてどんなに対策しても滑って転ぶ時は転ぶ、だから確実なのはアイスバーンの日は乗らないこと」という、あきらめるしかないようなものもありました。
21世紀の技術をもってしても自然の猛威には勝てないのか、こうなったら地球温暖化して真冬でも氷点下に下がらないよう星ごと作り変えるか、などと思ったりするわけです。

とりあえずどうしたかというと

肘と膝のプロテクターです。

地球温暖化を考える前に数ヶ月後に迫った冬を乗り切らねば、と現実に立ち返り、とりあえず肘と膝のプロテクターを購入しました。

アイスバーンで横滑りして転倒することは避けられない、ならば骨折などの怪我をなるべく回避しましょう、というわけで自転車に乗る時はヘルメットに加えてプロテクターを身につける方針です。
「積雪やアイスバーンの日に自転車に乗らなきゃいいじゃん」と言われそうですが、どうしても自転車に乗って移動しなければならない事情がありまして、とりあえずはこの方針で冬を乗り切れるか試してみます。

終わりに

もしこの記事をヤマハ発動機の関係者の方が読んでいれば、YAMAHA PAS Brace XLの開発元として冬タイヤを開発してもらえませんかね?


記事が面白いと思った方は私のポータルサイトAmazonで売っている電子書籍もお楽しみください。

youhei-red.info

amzn.to

 


記事の情報などを調べたい方は下記の検索窓をご利用ください↓


ハロウィンに思う「若さの定義」

はじめに

毎年10月31日のハロウィン。
私が子どもの頃は特に何もなかった日だったと思いますが、近年は大人も子どもも仮装やフェイスペイントをして街を歩く日になりました。
私が住んでいる仙台ではこの日は仮装した人が仙台駅に集まるようになりました。
なぜ仙台駅に集まるようになったのかはわかりません。
仙台駅に何かあるようには思えませんが、なぜか仙台駅が仙台におけるハロウィンの聖地のような位置づけになりました。
そして羽目を外した参加者によって10月31日は仙台駅に多数の警察官が来て監視を行うようになりました。

2025年のハロウィン

2025/10/31の仙台は大雨になりました。
晴れていれば警察官が監視する中で仮装した人たちが仙台駅を練り歩いたのだと思いますが、大雨では仮装の有無を問わず歩く人はまばらでした。
当日の22時頃の仙台駅の景色を収めた動画です。


www.youtube.com

警備に加えて大雨によって2025年は静かなハロウィンになりました。
単純に私が観に行った22時頃が夜遅すぎて、盛りの時間を過ぎていただけなのかもしれませんが。
当日の雑踏をじっくり見ると、耳が生えたカチューシャをつけるだけ、というような「羽目を外しすぎない程度の軽い仮装」を楽しむ人が結構いた印象です。
「ぶっとんだことをするつもりはないけれど、一応ハロウィン気分を楽しんでますよ」とアピールしている感じですね。

若さとはなんだろう

ハロウィンとは直接関係が無いことなのですが、最近「若さとはなんだろう」と考えていました。
この記事を見ている方が思う「若さ」とはなんでしょう?
年齢が幼いこと?
勢いや躍動感があること?
無鉄砲、無計画であること?
「若さ」と一口に言っても、該当しそうなことにはポジティブな側面もネガティブな側面もあるでしょう。
さて、私は拙書「金儲け症候群(マネタイズシンドローム)」でも触れましたが、24時間365日金儲けのことを考えていないと気がすまない性分です。

私は「金儲け・収益化・マネタイズにつながらないことはやりたくない」「睡眠中であっても食事中であっても資産が自動で増える仕組みを構築したい」と思うような人間です。
上記の動画だって金銭を得るために作成・公開していますし、なんならこの記事だってアフィリエイトで儲けるために執筆・公開しています。
そんな私が思う「若さ」とは、「金儲け・収益化・マネタイズにつながらないことをすること」だと思っています。
仮装やフェイスペイントをして仙台駅前を練り歩くという行為は、衣装代やらフェイスペイントするための時間やら歩く時間やら、様々なリソースを消費するだけで、何も収益を得ていない行為です。
非日常を味わうことによる満足感や多幸感、友人との楽しい思い出といった精神的に得ているものはあるのかもしれませんが、金銭・収益という観点では稼げていません。
そういう行為に没頭できるのが「若さ」なのだろうと私は思うのです。
「いやいや、実は仮装してる姿をライブ配信してSuper Chatを得てるんです」というのであれば、それは若さではなく老獪です。
そもそも10月31日に仮装する必要ってないのですよ。
「仮装しなきゃ卒業や進級に必要な単位をあげません」とか学校で言われたりしてないでしょう?
やる必要なんて何も無いのに、なぜか10月31日に仮装やフェイスペイントをして浮かれ騒ぐ人々が結構いるのです。
「ハロウィンだから」という理由だけで、そこに理論に裏打ちされた何かがあるわけでもなく。
きっとその活動の源に「若さ」があるのだと思うのです。

最後に

2025年現在こそハロウィンは仮装やフェイスペイントで非日常を楽しむ日として定着していますが、私の予想では将来は廃れるのでは、と思っています。
ハロウィンを楽しむなら「若さ」だけでなく経済的余裕も必要ですからね。
物価高で国民総貧困の時代、「生きるのに必要ないものにはカネをかけない」「仮装して仙台駅に行ってる暇があったら働いて稼げ」と考える人が増えていくでしょう。
それに少子化で年齢的に若い世代がどんどん減っていくことで、仮装して羽目を外す人の絶対数も減るでしょうし。
ハロウィンとかクリスマスとかバレンタインデーとか恵方巻とか、日本人にとって「おなじみの行事ではあるものの生きる上で必要なものでもない」ものがいつまで持ちこたえられるのか、興味深いところです。


記事が面白いと思った方は私のポータルサイトAmazonで売っている電子書籍もお楽しみください。

youhei-red.info

amzn.to

 


記事の情報などを調べたい方は下記の検索窓をご利用ください↓


宮城県知事選を目前にして選挙カーと街頭演説について思うこと #政治 #社会

はじめに

2025/10/26の宮城県知事選の直前に、この記事を書いています。
私が住む仙台では宮城県知事選の立候補者のうち何名かが選挙カーを走らせ、人通りが多いアーケードでは街頭演説をしていました。
そんな光景を眺めて思うことを書いたのが今回の記事です。

立候補者名を連呼する選挙カー

昭和・平成・令和と時代は変わっても、不思議なことに「選挙カーが立候補者名を連呼する光景」は変わりません。
その候補者がどんな人となりで、どんな主義主張や公約を掲げているのかよりも、ひたすら名前を連呼するのです。
まあ名前を記憶に刻み込ませようという戦略なのだろうというのはわかりますが、有権者が「街で名前を聞いて覚えてるのがこの候補者だから」「政治に詳しくないけど、なんだか昨日まで選挙活動をがんばっていたから」なんて浅はかな理由で選ぶと思っているのでしょうか。
選挙カーを走らせて立候補者名を連呼すれば投票してもらえると思っているのであれば、それは有権者を「知恵の無い存在」とみなして低く見ているように思えるのです。

なぜ声と身振り手振りだけで選挙活動をするの?

選挙カーにしても街頭演説にしても気になっていたのですが、なぜ声と身振り手振りだけでアピールしようとするのでしょう?
ビッグデータとか見える化とか、もはや一般化している時代ですよね?
データを可視化して説明する方が説得力が増すのでは?
たとえば、選挙カーを使うなら大型ビジョンを備え付けて、データをグラフにしたものを聴衆に見えるようにした上でプレゼンした方が、主義主張が理解されやすいのでは?
拙書「業務を効率化したければ電話を捨てなさい」でも同様の主張をしましたが、声だけを使った情報伝達って非効率で今の時代にそぐわないのですよ。
耳から入ってきただけの情報なんて記憶に残らないし、発言者の発声によっては聞き取れないこともあるし、当選後に街頭演説で主張したことをやらずに言った言わないの火種になるし。

公約よりも「現状分析・課題の明確化・解決策の妥当性」

どの候補者も公約をいくつか打ち出していますが、どうせ当選しても実現しなかったり、理想を並べた夢物語だったりするのでしょう?
有権者が知りたいのは公約ではないのです。

現状がどうなっているのか様々なデータ(人口とか税収とか宮城県を取り巻く経済とか教育とか)を集めて分析して、
データ(数値)に裏打ちされた現状から解決すべき課題は何だと考えているのかを明確にして、
その課題を解決するためにどんな施策を打つのか(当選後に得られる肩書で現実的に実現可能な施策なのか)、
そういった事柄を可視化してもらいたいのです。

企業で働いたことがあって人事考課の経験があれば、誰しも似たようなことをしますよね。
自分の抱えている課題は何で、それを解決するために今後の半年や一年でどんな取り組みをするのか。
評価する側は課題と解決策が妥当であれば承認します。
それと同じことを、「自分」を市町村の首長であれば「市町村」に、都道府県の首長であれば「都道府県」に、国会議員であれば「日本」に置き換えてやってもらいたいのです。
有権者は課題と解決策が妥当であれば投票します。

最後に

令和の時代になっても選挙活動は「選挙カーが立候補者名を連呼する光景」で昭和の時代で止まっています。
「なんだかよくわからないが選挙活動をがんばっているから一票入れてやるか」「なんだかよくわからないが声を張り上げているから一票入れてやるか」という感情論・根性論で有権者が動くものだと思われている気がするのです。
かつては根性論が根付いていたスポーツ界は、今やデータアナリストがチームについてデータをもとに戦略を立てるのが当たり前の時代です。
野球であれば投手と打者の過去の傾向から「この投手は次にこの球種を投げる」「この打者はこのゾーンは苦手」とか丸裸にされて、その情報をもとに戦略が立てられます。
陸上や自転車などのレースであれば走行中のフォームを撮影して分析し、「より力が伝わるフォーム」「より空気抵抗が少ないフォーム」に修正していきます。
あらゆる分野でデータドリブンになる今の時代に、選挙活動や政治の世界だけが感情論・根性論から脱却できていない。
宮城県知事選の直前に仙台の街を駆ける選挙カーを眺めながら、そんなことを思いました。
感情のこもった力強い演説とかどうでもよいので、当選した立候補者にはデータと理論に裏打ちされた方法で宮城県をより良く(増やすべき数値を増やし、減らすべき数値を減らす)してもらいたいものです。


記事が面白いと思った方は私のポータルサイトAmazonで売っている電子書籍もお楽しみください。

youhei-red.info

amzn.to

 


記事の情報などを調べたい方は下記の検索窓をご利用ください↓


帽子のつばの裏に日時が表示できたら世界が変わりそうな気がする #ガジェット #ファッション

水平より上の空間、デッドスペースになってませんか

最近、自転車に乗るときに帽子(キャップ)にヘルメットを重ねてかぶるようにしています。
こうすることで晴れている日は直射日光が目に当たるのを防げますし、雨の日は雨粒が目に当たるのを防げるので。
それで、帽子のつばが視界にある状態で自転車に乗りながら、最近思うのです。
「この帽子のつばに現在の日時が表示されたら便利だろうな」と。
自転車でもバイクでも、もっと言えば四輪車でも、メーターなどの「情報を表示するもの」って運転席から見て水平より下の空間に集中している気がするのです。
たとえば「自転車で移動中に現在の日時を知りたい」という場合に、ハンドルに腕時計を装着するホルダーが市販されていますが、これも水平より下の空間を見ることになります。

一方で水平より上の空間が、情報を閲覧するのに活用されていないデッドスペースになっている気がするのです。
すごくもったいないなと思うのです。
そんなこともあり、「この帽子のつばに現在の日時が表示されたら便利だろうな」と思うわけです。
それに「帽子のつばを見る」という動作は、完全ハンズフリーです。
腕時計で日時を見る場合、見やすい位置に腕を動かす動作が必要で、これは完全ハンズフリーとは言えません。
スマートフォンで日時を見る場合、片手か両手でスマートフォンを持つ動作が必要で、これは完全ハンズフリーとは言えません。
「帽子のつばを見る」は、ちらっと上を見るだけで、手を動かす必要がありません。

どうやって実現するか

帽子のつばをディスプレイにするのはコストがかかりそうなので、現実的な実現方法はクリップと一体化した時計にして、クリップで帽子のつばを挟んだら帽子をかぶっている人の目の向きに合うように時計の液晶面が向くような形にする、という感じになると思います。
ちなみに帽子のつばに装着するガジェットとしては、ライトが市販されています。

クリップにデジタル時計を組み合わせるだけであれば、そんなにコストはかからない気がするのです。

スマートグラスではどうなのか

帽子のつばを使うのではなく「水平より上の空間に日時を表示する」のを実現するならば、スマートグラスというアプローチもあるかと思います。
ただ私は普段マスクをつけて外出しているので、マスクとスマートグラスを併用するとおそらくスマートグラスが曇って視界がぼやけると思うのです。
それにスマートグラスだと日時以外の情報(LINEが来たとか、SNSの投稿にいいねがついたとか)も出せると思いますが、そこまで機能は要らず、ただ時計の機能が欲しいだけなのです。

時計メーカーで製品化してみてはいかがでしょう

スポーツ・アウトドア向けの時計をラインナップしているカシオや、大谷翔平選手が広告モデルを務めているセイコーあたりで、製品化されたら面白いなと思うのです。
「忙しい現代人に、腕を見ている暇はない」という感じの腕時計を否定するキャッチフレーズで、目を上に向けるだけで時刻がわかる仕組みが実現できたら、結構ニーズがありそうな気がします。
自転車に乗る人や、あとは公道をジョギングしている市民ランナーにウケるのでは。
ジョギング中に腕時計を身につけると汗で手首がべとべとになりますし、時刻を確認するために腕に目線を向ける動作をすると走るフォームが崩れますよね。

最後に

もし今回の記事で取り上げたようなガジェットが既に世の中にある、と情報をご存知の方がいましたら、ぜひコメントでお知らせください。


記事が面白いと思った方は私のポータルサイトAmazonで売っている電子書籍もお楽しみください。

youhei-red.info

amzn.to

 


記事の情報などを調べたい方は下記の検索窓をご利用ください↓


2025年のブエルタ・ア・エスパーニャの感想 #スポーツ #自転車 #ロードレース

はじめに(注意事項)

今回の記事は自転車ロードレースを日常的に観ていてシクロワイアードProCyclingStatsでレース結果をくまなくチェックしている方向けです。

www.cyclowired.jp

www.procyclingstats.com

なお我が家では自転車ロードレースをPCやスマートフォンから視聴できるJ SPORTS オンデマンドを利用しています。
J SPORTS オンデマンドの詳細は下記のバナーをクリックしてご確認ください。

J SPORTS(ジェイスポーツ)オンデマンド

2025年のブエルタ・ア・エスパーニャの感想

2025年のグランツール第3戦であるブエルタ・ア・エスパーニャが2025/09/14に閉幕しましたので、その感想です。

www.cyclowired.jp

今年のブエルタを一言で表すと「荒れてないけど荒れたレース」という印象です。
「荒れてない」というのは、ブエルタ開幕前から総合優勝候補筆頭のヴィンゲゴー選手がなんのトラブルも無く盤石のレース運びで、予想通り総合優勝に輝いたからです。
チーム力が頭一つ抜けているUAEチームエミレーツXRGとチームヴィスマリースアバイクが順当にステージ勝利を重ねましたし、ProCyclingStatsで総合順位ランキングやポイント賞ランキングを見ただけだと「本命の選手が順当に上位に来たレース」で、結果だけ見たら凡戦とも言えるレースでした。
例年のブエルタは「無名選手がスターへの階段を駆け上がるレース」で、今や世界最強のロードレース選手のポガチャル選手も(若手の登竜門であるツール・ド・ラヴニール総合優勝の実績はありますが)2019年のブエルタ総合3位から翌年以降の大活躍につなげていますが、今年のブエルタは実績充分な選手が順当に上位に来ており、来年以降伸びそうな選手は見当たりませんでした。
優勝候補に名前が上がっていた選手が、負傷や病気などのトラブルでリタイアする悲劇もありませんでした。
選手の順位だけを見れば、今年のブエルタは荒れてないのです。
強い人が順当に強さを見せて勝ったレースなのです。
でも今年のブエルタは、「荒れたレース」として自転車ロードレースだけでなく公道を使うスポーツ、観客が試合会場を取り囲んで観戦するスポーツすべてに警鐘を鳴らすものとして歴史に刻まれると思います。
今年のブエルタは選手ではなく、観客のブエルタ主催者への抗議活動によってレースが破壊されました。
過去にも自転車ロードレースだけでなく陸上マラソンなどでも、世界中が注目するシーンで観客がコースに乱入することはありましたが、今年のブエルタはさらにひどいものでした。
抗議活動によってコースが封鎖され、主催者がレース続行不可能と判断してコースを短縮したり、その日のステージ争いをキャンセルしたりする状況に追い込まれました。
昨年までのブエルタでは見たこともない光景です。
特に、最も華やかで世界が注目する最終日の第21ステージは、観客がコースに入らないように設けられたバリケードが抗議活動によって破壊されるという、「スポーツの設計上、可能性としてはあり得るけど誰もそんなことしないよね」ということが実際に起きてしまいました。
その結果、最終日はステージ勝利を争わず、最も華やかな最終日の表彰式もキャンセルになってレース終了後に即席の表彰台を設けて小規模な表彰を行うだけで閉幕するイベントとなりました。
ロードレース選手が純粋に実力を競うスポーツイベントではなく、観客によって選手の安全が確保できない事態に追い込まれたのです。
「来年以降のブエルタは昨年までと同様に開催できるのか?」「今後開催される他のレースでは同様の事態にならないのか?」「自転車ロードレースだけでなく他のスポーツでも起こり得る事態なのではないか?」という疑問と、「イベントの反対者が実力行使すれば世界規模のイベントでも破壊できる」という事実を残して今年のブエルタは閉幕しました。
スポーツイベントに限らず、イベント運営に関わる人にとっては他人事ではない光景だろうと思います。
「イベントの反対者が実力行使すれば世界規模のイベントでも破壊できる」ことに対して、運営はどう対処すべきなのか、考えさせられる今年のブエルタでした。
9月下旬には自転車ロードレースの大一番である世界選手権が催されますが、どの選手が勝つかだけでなく「無事に開催できるのか?」という観点が加わることになりそうです。

 


記事が面白いと思った方は私のポータルサイトAmazonで売っている電子書籍もお楽しみください。

youhei-red.info

amzn.to

 


記事の情報などを調べたい方は下記の検索窓をご利用ください↓


花火大会がドローンショーに置き換わる時代 #イベント #技術 #ビジネス

はじめに

下記の記事に引き続き、今回も仙台七夕花火祭に関する記事です。

too-long-for-sns.hatenablog.com

2025年の仙台七夕花火祭では初の試みとして、打ち上げ花火の前に10分間ほどドローンショーが披露されました。
上記の記事に埋め込んだ2025年の仙台七夕花火祭の動画でもドローンショーの様子を収録しています。
そしてYahoo!ニュースにて、花火大会でドローンショーが増えた理由について触れた記事を見かけました。

newsdig.tbs.co.jp

仙台七夕花火祭を観た直後でタイムリーな話題だったので、本件について私が思うことをまとめたのが今回の記事です。
結論としては
・これから数年間にかけて全国の花火大会はドローンショーに置き換わると思う
・ドローンショーが普及して珍しくなくなった頃に花火へのニーズが高まるのでは?
という内容です。

かつてのドローンショー

確か、ドローンショーが日本で有名になったのは中国などの海外のイベントで催されたドローンショーの映像がSNSで拡散されたのがきっかけだったかと思います。
当時は日本国内でドローンショーが開催されてなかった時代で「美しい絵や文字が空に描かれるのは未体験で未来的で素晴らしいけれど、ドローン同士が衝突して観客に落下したりハッキングされて観客にドローンが飛んでくるリスクとか考えたら日本では許可が降りなさそうだな」というネガティブな論調が強かったかと思います。
燃焼して地面に落ちてくる頃には灰になる打ち上げ花火と違って、トラブルが起きれば機体がそのまま地面に落ちてくるドローンは観客にとって危険なもの、という扱いでした。
そこから、イベント会場において観客の安全が確保されたドローンの飛行エリアを整備したり、航空法を管轄している国土交通省に飛行の許可をとったりして、日本国内でのドローンショーの開催に向けた土台作りが進められて、少しずつ開催にこぎつけて現在に至る、という段階だろうと思います。
ちなみに遠隔操作できて空を飛ぶもので100g以上であれば航空法の対象となるそうで、ドローンもその対象となります。

www.mlit.go.jp

ドローンショーは絵や文字やQRコードを空に描ける

近年の花火は動物の形やハートマークや人の笑顔(ニコちゃんマーク)の形に破裂する「型物」が進化していますが、それでも複雑な絵を描くのは技術的に難しく、また観客から絵の形を解釈できる向きで破裂できるとは限らないことや、破裂後に一瞬で消えてしまうものです。
一方ドローンショーはドローンの機体数によりますが、複雑な絵を空に描くだけでなく文字や企業ロゴ、スマートフォンのカメラで読めるQRコードを描くこともでき、それが一瞬でなく数十秒間に渡り空中で保持することができます。
もしあなたがイベントに出資するスポンサー企業だったら、「大輪を咲かせて一瞬で消える打ち上げ花火」と「企業ロゴやQRコードが描けるドローンショー」のどちらに出資したいでしょうか。
全国的に有名な花火大会で名前を売ることを狙うなら前者を選ぶ企業があるかと思いますが、そうでない自治体の祭りに出資するのであれば多くの企業は後者を選ぶと思います。
スポンサー企業が出資したいのはどちらか、広告効果が高いのはどちらか、という点がドローンショー普及を後押ししていると思います。

gigazine.net

イベント主催者目線でのコスト面

打ち上げ花火とドローンショー、イベント主催者にとって低コストで済むのはどちらか、という点で考えてみます。
それぞれ相場がどれくらいかは業者に要相談になるかとは思いますが、具体例として打ち上げ花火については、世界一の正四尺玉が有名な片貝まつりのウェブサイトに奉納花火の煙火価格表が公開されています。

katakaimachi-enkakyokai.info

2025年度版の価格で、最も小規模な四号玉で税込12,100円となっており、概ね数万円から数十万円という価格帯のようです。
一方ドローンショーはイベントに使用する機体数に応じた費用となるようで、100機の規模で500万円程度だそうで、概ね数百万円から数千万円という価格帯のようです。

droneshow.co.jp

打ち上げ花火は1発数万円かけて打ち上げて空で開花して消えるまで数十秒、数十万円かけてスターマインを上げてもイベントで観客を釘付けにできる時間は数分間。
ドローンショーは数千万円で10分を超えるショーを披露できる。
なんとなくイメージとしては、15分前後の時間枠で数百発程度の花火を上げる小規模のイベントであれば打ち上げ花火の方が低コストで、30分を超える時間枠で数千発の花火を上げる市や区が主催するイベントであればドローンショーに置き換えた方が低コストになりそうです。
開催予算が数千万円規模のイベントであれば、スポンサー企業からの出資も考慮すると花火をドローンショーに置き換えることを検討する主催者が出てきそうです。

作業者の安全性

長年伝統的に開催されていた花火大会が安全とは言い切れない点が散見し、空中で破裂するはずの花火が地上で破裂する事故が起きたりするニュースを度々見かけます。
プログラムを組んで遠隔操作する(操縦者が真下にいなくてもいい)ドローンと異なり、打ち上げ花火は花火の真下で花火職人が打ち上げ筒に花火玉を詰める必要があり、「観客の安全性」だけでなく「作業者の安全性」を考慮するとトラブルが起きた時の作業者への影響は、花火よりドローンショーの方が少ないように思えます。

トラブルが起きた時のイベント運営への影響

打ち上げ花火の場合、何かしらのトラブル(打ち上げる花火の順番を間違えたような軽微なものから、花火が地上で破裂したような重大事故まで)があれば安全確認のため、それ以降の打ち上げが遅延したり、中止に追い込まれたりします。
ドローンショーはあらかじめプログラムを組んで行うのでイベント開催中の作業ミスが起こる要因が少なく、数百機で隊列を組むドローンの1機が故障したとしてもその1機が欠けた状態でショーは継続するでしょう。
イベント主催者目線でどちらの方がイベント運営への影響が少なくてありがたいかといえば、ドローンショーに軍配が上がると思います。

これからしばらくはドローンショーが全国で増えると思う

上記のようなドローンショーの優位性に加えて、2025年時点の日本ではドローンショーがまだ「珍しいもの」として見られており、「観たことが無いから観てみたい」という理由でドローンショーを観に来る来場者はある程度は見込めると思います。
問題はドローンショーが全国に普及して「珍しいもの」ではなくなった段階でどうなるか、ですね。
ドローンショーでは企業ロゴやQRコードを空に描けるので、描くもの次第では「露骨に宣伝している」と観客に思われるリスクがあります。
普段着ない浴衣を着て非日常を楽しむために祭りに来たのに、企業によるビジネスという日常を想起させるような出し物を見せられるのを、日本人は嫌いますよね。
「スポンサー企業はあくまでイベントを脇でそっと支えているだけですよ、しゃしゃり出ませんよ」という奥ゆかしさが求められるのに、「ドローンショーって要はスポンサー企業のアピールでしょ?そういうの観たくないんだよね」と来場者に思われたらダメなのです。
その点では大輪を咲かせたりするだけの打ち上げ花火は、企業名を露骨に出さないので優れているのです。

ドローンショーの普及後は打ち上げ花火への回帰が始まると思う

ドローンショーが全国に普及して「珍しいもの」ではなくなった段階で、花火大会への来場者がこれまでよりも殺到するのでは、と予想します。
ドローンショーって技術的には、樹脂と金属で構成された数百機以上の飛行物体をプログラムで制御して、あらかじめ決めた色のLEDを点灯させて空に絵や文字などを描きます。
ドローンショーを運営する業者は現場で大変なのでしょうけれど、観客目線では「何もかも人間の支配下にある出し物なのだから、想定通りのものが描けてうまくいくのは当然」と考えるわけです。
一方打ち上げ花火は、花火職人の想定通りの高さや位置で花火玉の火薬に着火するとは限りませんし、観客席の向きに型物の動物が見えるかも破裂してみないとわかりません。
そもそも殺傷能力のある火薬の塊を人間のいる高さよりはるかに高い位置で破裂させるという、「そんなことやって大丈夫なの?」というエクストリームな性質をはらんでいるのが打ち上げ花火です。
そしてドローンショーや打ち上げ花火に限らずエンターテインメント全般で、不確実性やエクストリームな性質をはらんでいる企画の方が、観客は興奮しますよね。
人間が完全にコントロールして予定調和で終わる出し物なんて退屈ですよね。
火薬を破裂させるという一見すると危なそうなものを芸術に昇華させたり、成功する確率が低い事象が成功したのを目撃した瞬間に、観客は興奮しますよね。
そして成功した次の瞬間には儚く消えていく情景に、日本人は興奮しますよね。
日本人って「人助けをした人が名乗らず去っていく」というような、一瞬鮮烈な印象を残してさっと身を引く振る舞いに美意識を感じて、そういうの大好物ですよね。
打ち上げ花火の観客が求めているのはそういう点で、今後ドローンショーが打ち上げ花火並みに普及して毎年開催されるようになったら、打ち上げ花火とドローンショーのどっちを観たい?と聞かれたら打ち上げ花火を選ぶ人が多いだろうと思うのです。

最後に

2025年以降しばらくはドローンショーが、主に市や区が主催する祭りで普及するだろうと思います。
そしていずれは「花火の方がいいよね」という回帰が始まるかなと。
ドローンショーの方が不測の事態が起こるリスクが低く、描きたいものを思うがままに描ける、でも観客が求めているものってそういうものだろうか?というわけです。
イベント主催者はコストも考えなきゃいけないし、しばらく頭の痛い日々が続きそうですね。


記事が面白いと思った方は私のポータルサイトAmazonで売っている電子書籍もお楽しみください。

youhei-red.info

amzn.to

 


記事の情報などを調べたい方は下記の検索窓をご利用ください↓


☆広告☆