SNSに書くには長すぎる

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ヒット商品の構成要素

世の中では様々なプロダクトやサービスがあふれています。
そんなプロダクトやサービスの中から、多くの消費者がお金を出して購入したり利用したりするものはヒット商品と呼ばれます。
毎年、その年のヒット商品を並べたヒット商品番付を作成している企業もあります。

 

世の中に出た様々なプロダクトやサービスがヒット商品となれるか否か、その構成要素は下記の3つであろうと思います。

 

・価格(プロダクトやサービスが高いか安いか。消費者が手を出しやすい価格に設定されているか)

 

・品質(プロダクトやサービスそのものの出来の良し悪し。競合が持っていないような優位点があるか)

 

・認知度(プロダクトやサービスそのもの、またそれらを提供する企業やブランドが世の中に広く知れ渡っているか)

 

ヒット商品の構成要素は価格・品質・認知度であろうと思います。

価格は安く、品質は高く、そして世の中に広く認知されているプロダクトやサービスほどヒット商品になりやすいですが、その全てを満たさなくても売れることもあります。
たとえば様々な分野でマニアと呼ばれるような消費者は、敢えて認知度が低い「知る人ぞ知る商品」を買うことで、自分だけが商品の良さを知っているという喜びや優越感に浸ることもあるでしょう。
ただマニアに売れるだけではヒット商品とは言い難いところもあります。

 

また価格が高くて品質が悪くても、世界中にブランドが知れ渡っていて今更他の製品には代えられない段階まで世界中の人々に浸透したら売れます。
いわゆる代えがきかない商品というものです。
ただその段階まで到達するとヒット商品というよりは定番商品という位置付けになるだろうとも思います。

 

上記3つの構成要素について優劣をつけるのは難しいですが、職人やメーカーと呼ばれる立場の人は品質と価格を重視し、認知度を軽視しがちです。
良いものは黙っていても売れる、良い仕事を見てくれている人はきっといる、という考え方です。
ただヒット商品になるかどうかは認知度がかなり重要で、地方で細々と営業していた老舗商店の商品がSNSで紹介されてバズって認知度が高くなったことで世界中から注文が殺到して生産が追いつかなくなって嬉しい悲鳴、というのは近年よくある話かと思います。
ものは良いのに知られていないから売れていない、というのはよくあることで、そこで活躍するのが広告代理店やインフルエンサーと呼ばれる、商品をプロモーションすることに長けた人たちです。

 

ただ、声が大きい人たちが商品を宣伝しただけではヒット商品になるとは限りません。
世の中の消費者のニーズや困りごとに、写真や動画を一目見せただけで刺さるプロモーションでないとヒットしないのです。
消費者に「ああ、そういう商品があるのね」と周知するだけではダメで「そうそう、こういうのが欲しかった」と気分を高揚させるプロモーションでなければダメなのです。
信用できるあの人が推してる商品だったら間違いないから買ってみるか、ということもありますが、それでもヒットするには至らないだろうと思います。

 

そんな感じで思うがままにとりとめもなくこの記事を書いてみましたが、商品をつくってヒットを狙うのであれば、商品をつくって終わりではダメですし、広告代理店やインフルエンサーに頼んでSNSマーケティングしてもらうからOKという単純な話でもないだろうなと思うのです。
世の中のトレンドに合うようなプロダクトやサービスだったらヒットしやすいかなとは思います。
ひとつの家に大家族が暮らす時代であれば広い家、大きな車とか。
一人暮らし世帯が多くテレワークで働く時代であれば個食配達サービスとか。

 

なおヒット商品の構成要素として価格・品質・認知度を挙げましたが、これはあくまで消費者が認知して買ってくれるかどうか、という点のみにフォーカスしています。
買っては見たけれど普段遣いするには運用が大変、アフターサポートが不満、会員登録は簡単だったけど退会手続きが面倒、といった感じで、ヒット商品だけど買った後に知ることは結構あるのです。

 

また価格・品質・認知度も、同じ商品で常に一定とは限りません。
開始したばかりの頃は月額数百円程度の会員料だったサービスが、独占的なシェアを確保したら値上げした、というのもよくある話です。
特に会員制サービスは低価格で始めて多額の広告費をかけて認知度を上げることに注力して、広く知れ渡って会員がサービスに依存するようになったのを見計らって価格を釣り上げて利益を出す、そんなこともよくある話です。

 

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